子どもが予防接種を受けるための3ステップ|持ち物や注意点もあわせて解説

子どもが予防接種を受けるための3ステップ|持ち物や注意点もあわせて解説

生後2か月になると、予防接種が始まります。

「どのワクチンをいつ接種すればいいの?」や「どうやって準備したらいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

ここでは、予防接種をスムーズに受けられるよう、スケジュールの確認から当日の流れまでを3つのステップに分けて、Step1:医療機関を決める、Step2:事前準備、Step3:予防接種当日の3ステップでわかりやすく解説します。

目次

そもそもどうして赤ちゃんはたくさんの予防接種がすすめられているの?

赤ちゃんは、お母さんのおなかの中にいる間、胎盤を通して酸素や栄養と一緒に病気に対する抵抗力も受け取っています。

さらに、生まれた後に母乳を飲むことでも、お母さんから免疫をもらうことができるとされています。ただし、お母さんからもらった抗体などの免疫は一生続くわけではありません。生後まもなく、徐々に減っていき、数か月がたつ頃にはその効果は弱まっていきます。なお、人工乳(粉ミルク)も赤ちゃんの健康を支える工夫がされています。

この時期になると、様々な感染症にかかりやすくなります。
そのため、生後2か月ごろから、適切なタイミングで必要なワクチンを接種して、赤ちゃん自身の免疫をつけていくことが大切です。

スケジュールを確認し接種する医療機関を決める(Step1)

ワクチンによって、始める時期や回数、次の接種までの間隔が異なります。
まずは予防接種のスケジュールを確認するようにしましょう。

生後2か月がワクチンデビューで、乳幼児期に複数種類のワクチンがスケジュールされています。
通いやすい医療機関を選ぶと安心です。また、予防接種の曜日や時間が決まっている場合もありますので、医療機関のホームページなどで事前に確認しておくとよいでしょう。

かかりつけの医療機関があれば、普段の体調を知っている先生に相談できます。
まだ決まっていない場合は、予防接種をきっかけに、信頼できるかかりつけ医を見つけるのも一つの方法です。

予防接種を受ける前の大切な準備(Step2)

ここでは、予防接種を受ける前に準備しておくことについて、わかりやすくお伝えします。
医療機関に行くときの持ち物はチェックリストにまとめていますので、参考にしてみてください。

予診票に記入する内容例

予診票とは、お子さんが安全に予防接種を受けられるかどうかを確認するための大切な書類です。接種を受ける前に、医師や看護師が予診票の内容をもとに体調や体質等をチェックします。

 

  • 今日受ける予防接種について説明書を読みましたか?
  • お子さんの体重はどのくらいですか?
  • 今日の体調はどうですか?
  • 1か月以内に病気にかかりましたか?
  • 1か月以内に家族やまわりの人で感染症にかかった人はいましたか?
  • 薬や食べ物でアレルギーを起こしたことはありますか?
  • お子さん本人や家族で予防接種を受けて具合が悪くなったことはありますか?

 

特に、「1か月以内の病気や感染症の状況」や「アレルギーの有無」は、接種の安全に関わる重要な情報です。日頃からお子さんの体調や様子を確認し、気になることがあればメモしておくと、正確に答えやすくなります。

安全に予防接種を受けるために、予診票には正確な情報を記入するようにしましょう。

予防接種当日の服装について

予防接種では、お子さんの服装に迷うことが多いと思います。以下のポイントを参考にしてください。

 

  • 前開きの服:接種前の診察で聴診器を当てることがあるため、胸元が開きやすい服が便利です。
  • 股にスナップボタンがあるロンパース:お座りがまだできないお子さんにおすすめです。
  • 上下セパレートの服:お座りができるお子さんは必要な部分だけ脱げるように上下別の服が便利です。
  • ワンピースやサロペットなど、脱ぎ着が難しい服は避ける:診察や予防接種にスムーズにすすめるように脱ぎ着しやすいものがよいでしょう。
  • 寒い時期は前開きのカーディガンやブランケットで調整:体温調整しやすくスムーズに脱ぎ着できるもので調整しましょう。

持ち物をチェック

予防接種当日に必要な持ち物は、以下を参考にしてください。

 

  • 母子健康手帳:予防接種の記録を正確に残すために必ず持参しましょう。また、医療機関で過去の接種歴を確認するためにも必須の持ち物です。
  • 予診票、接種券(自治体から配布されたもの):お子さんの体調や接種の可否を確認するために必要です。事前に記入しておくとスムーズです。
  • 健康保険証(マイナンバーカード):本人確認、年齢確認、住所確認に使用します。万が一、保険診療が必要となった場合にも必要です。
  • 乳幼児医療証:保険診療が必要となった時に必要です。
  • 診察券:かかりつけ医で接種する場合は持参しましょう。
  • 現金(任意接種の場合は費用がかかることがあります):医療機関ではカード払いができない場合もあるため、現金の準備をおすすめします。

 

さらに、赤ちゃんのお世話に必要なものも準備しておくと安心です。ミルクやおむつがあると待ち時間が長くなっても慌てずにすみますし、お気に入りのおもちゃはぐずり対策になります。

 

  • ミルクや飲み物:おなかがすいた時や喉が渇いた時に備えましょう。
  • おむつ、おむつ替えセット:交換に必要なものを準備しておくと安心です。
  • 着替え:汚れた時や汗をかいた時にすぐ着替えられるようにするためです。
  • 汚れもの入れのビニール袋:使用済みのおむつや汚れた服の持ち帰り用に便利です。
  • お気に入りのおもちゃ:ぐずった時の気分転換に役立ちます。
  • 抱っこひも:ベビーカーでも良いですが、抱っこひもがあるとより安心です。

事前準備のポイント

服装や持ち物の準備に加えて、以下の点も事前に確認しておきましょう。

 

  • 予診票は前日までに記入:落ち着いて正確な情報を記入できるように、前日までに準備しましょう。
  • 出発前に赤ちゃんの体温を測る:発熱がある場合は予防接種ができないことがあります。体調に不安があれば医師に相談しましょう。
  • 授乳や食事は出発の30分前までに済ませる:接種前の診察で、のどの状態を確認することがあります。食べてすぐだと吐いてしまうことがあるので早めにすませましょう。
    ※ロタウイルスワクチン(経口ワクチン)では、接種前の哺乳に制限はありませんが、接種の1~2時間前に済ませると、空腹感があり飲みやすくなると考えられています。

 

持ち物チェックリスト

予防接種当日:必要なものをもって医療機関へ(Step3)

必要なものを準備したら、いよいよ医療機関に向かいます。移動中に赤ちゃんがぐずっても慌てずにすむよう、時間に余裕を持って出発すると安心です。忘れ物がないかもう一度確認し、予約している場合は時間通りに到着するようにしましょう。

心配なことは医療機関で相談しましょう

接種前に不安に感じていることは、遠慮せず医師や看護師に相談しましょう。例えば発熱が心配な場合は「接種後に熱が出た場合、どのくらいの熱であれば受診した方が良いですか?」といった具体的な対応を確認しておくと、いざという時に落ち着いて対処できます。また、予防接種後に気になることがあった場合の相談方法も確認しておくとよいでしょう。

予防接種後の注意点

予防接種を受けた後は、お子さんの様子をよく観察し、以下の点に注意しましょう。

接種直後は、医療機関で様子を確認しアレルギー症状に注意

まれにワクチン接種後にアナフィラキシー(重いアレルギー反応)が起こることがあります。アナフィラキシーは接種後30分以内に発症することが多いため、接種後は30分程度、医療機関内やすぐに受診できる場所で様子を観察してください。医師や看護師から指示があれば、それに従いましょう。

帰宅後、副反応かも?と心配になった時の観察のポイント

接種後30分以降も副反応が起こる可能性はあります。気になる症状があれば、以下の点を確認し、必要に応じて接種した医療機関に相談してください。

 

  • 症状が出たタイミング:接種後どのくらいの時間(何日)で症状が現れましたか
  • 体温の変化:いつから何℃くらいの熱がありますか
  • 食欲や授乳の様子:普段の様子と比べて変化はありますか
  • 排泄の状態:便の回数や色に変化はありますか
  • 機嫌や睡眠の変化:普段と比べて様子に変化はありますか

 

自宅での観察ポイント

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